Re:light 外国人雇用の十戒
目次
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― 外国人を雇う前に読んでください、雇用主へのお願い ―
- 1.「人」であって「労働力」ではないと心得てください
- 2.日本語が不自由でも「理解する力」「伝える努力」は あなたにも求められています
- 3.「文化の違い」は間違いではない。 受け入れ、学び合う姿勢を持ってください
- 4.指示を出す前に、「教える環境」と 「学べる時間」を与えてください
- 5.「失踪するかもしれない」と疑う前に、 「安心して働ける環境」を整えてください
- 6.「人権」は国籍に関係ない 労働基準法は全員に平等に適用されます
- 7.「受け入れた後」の支援が本当の雇用の始まりです
- 8.「ありがとう」を母国語で伝えてみましょう
- 9.共に働く日本人スタッフへの教育も怠らないでください
- 10.「この人がいてくれてよかった」と言える日が 来るように、誠実に向き合いましょう
― 外国人を雇う前に読んでください、雇用主へのお願い ―
もし、これから外国人の方を雇用しようと考えているなら――
ぜひこの「外国人雇用の十戒」を読んでください。
この十戒は、ある外国人労働者の心の声をもとにまとめられた、
雇用主の皆さまへの「10のお願い」です。
出身国も文化も言葉も異なる彼ら・彼女らは、不安と希望を抱えて、
はるばる日本という外国にやってきます。
異なる価値観に戸惑うこともあるでしょう。
言葉が通じないもどかしさに、
苛立ちを感じることもあるかもしれません。
けれど、どうか忘れないでください――
彼らも、あなたと同じように「働く意味」や「生きる場所」を 探している一人の人間です。
外国人雇用は、企業の即戦力となるだけでなく、
組織に新しい風を吹き込む可能性を秘めています。
ただしそれは、雇用する側が、
真伨な覚悟と誠実な姿勢で向き合ってこそ、初めて実現する未来です。
人手不足の解消だけを目的とするのではなく、共に働き、 共に成長していくパートナーとして迎える覚悟がありますか?
この十戒を読みながら、あなた自身の「雇う責任」と「支える覚悟」を、 今一度確かめてみてください。
1.「人」であって「労働力」ではないと心得てください
外国人労働者は、都合のよい人材ではなく、 一人の生活者であり、夢や感情を持つ人間です。
2.日本語が不自由でも「理解する力」「伝える努力」は あなたにも求められています
言葉が通じにくいのは、どちらか一方の責任ではありません。 双方向の歩み寄りを忘れてはいけません。
3.「文化の違い」は間違いではない。 受け入れ、学び合う姿勢を持ってください
習慣や価値観の違いに戸惑っても、相手を否定せず、 違いの理由を理解しようとしてください。
4.指示を出す前に、「教える環境」と 「学べる時間」を与えてください
即戦力を期待するのではなく、 日本人と同じように育成の時間が必要です。
5.「失踪するかもしれない」と疑う前に、 「安心して働ける環境」を整えてください
信頼されたいなら、まず信頼し、 寄り添える体制を整えるべきです。
6.「人権」は国籍に関係ない 労働基準法は全員に平等に適用されます
違法な長時間労働や給与未払い、 差別的言動は絶対にあってはなりません。
7.「受け入れた後」の支援が本当の雇用の始まりです
入社手続きだけで終わらず、生活・住居・相談先などを サポートできる仕組みを準備しましょう。
8.「ありがとう」を母国語で伝えてみましょう
その一言が、心の距離を一気に縮めることがあります。
9.共に働く日本人スタッフへの教育も怠らないでください
外国人を受け入れるには、社内の理解と共感が欠かせません。 偏見や無理解が孤立を生むのです。
10.「この人がいてくれてよかった」と言える日が 来るように、誠実に向き合いましょう
外国人雇用はコスト削減の手段ではなく、 共に未来を創る選択です。
この記事の担当者:おつる
Webライター歴1年で外国人職業紹介マッチングサイト「バンベージョブ」でコラムを書いており、サイトの運営責任者も兼ねています。
ラーメン二郎が好きです。
マルエツのハンバーグが好きです。
好きな作家は山崎豊子と池井戸潤、司馬遼太郎です。
好きな漫画は「島耕作シリーズ」「黄昏流星群」